「クラスBのつもりがCだった」——医療機器開発で避けたい“大きな手戻り”の正体
「これで本当に認証が通るのか」という不安を抱える開発責任者やエンジニアの方に向けて、今回から全2回の「医療機器・規格適合特集」をお届けします。当社の管理部長である中山さんへのインタビューを通じ、開発現場で本当に避けるべきリスクと、その具体的な対策を整理していきます。
第1回となる今回は、プロジェクトのタイムラインを根底から覆す「最大の手戻り」の正体に迫ります。
医療機器開発における「内製化」のハードルは、技術そのものよりも、その背後にある法規制や規格への適合にあります。
【本記事は、特にこのような課題を抱える方に向けた記事です】
・「自社のシステム、この医療機器クラスの想定で開発を進めて大丈夫か?」と、不安を抱えている開発責任者の方
・優れた医療用アルゴリズムはあるが、薬事規制や適合プロセスの全体像がまだ見えていない企業の技術責任者の方
・認証/承認審査に提出したあとで、根本的なやり直しを命じられるリスクを何としても避けたい方
【医療機器・規格適合特集(全2回)】
第1回:安全クラス分類の誤認と手戻りリスク(本記事)
第2回:コンサルでも丸投げでもない「自走支援」とは(次回)
——クラスBとクラスCとでは、何がそんなに違うのですか?
中山:主にはソフトウェア詳細設計の工程とその検証に厳密さが求められることです。付随してリスクマネジメントに関わる活動を見直しが必要になりますし、最悪の場合はソフトウェア全体のリスクを下げるために、初期の設計プロセスからやり直すこともあり得ます。これこそが、プロジェクトのタイムラインを根底から覆す、最も避けるべき致命的な手戻りです。
——そうした事態を防ぐために、どのような検証が必要なのでしょうか。
中山:当社では薬機戦略の立案・検討に伴走し、医療機器の特性を整理、一般的名称は何であるか、医療機器の範囲はどこまでかをお客様と一緒に整理します。
さらに、当社が提供している「規格適合スポット診断」では、まさにそうした「これで本当に医療機器として承認・認証が取れるか」という観点と、「そのクラスに対して妥当な設計・検証プロセスが踏まれているか」というエンジニアの客観的な目線で網羅的にチェックします。
例えば「ソフトウェアアイテムをどう分割するか」といった、開発実務に即した踏み込んだアドバイスも可能です。開発プロセスの手戻りは、早ければ早い段階で気づくほど、コストも時間も最小限に抑えられます。
本記事まとめ
第1回のポイントをまとめます。医療機器開発の内製化を進める上で、持って帰っていただきたい最大の教訓は以下の2点です。
・大きな手戻りリスクの1つに、医療機器クラスおよびJIS T 2304(IEC 62304)における「ソフトウェア安全クラス(A/B/C)の誤認」がある。
・最終審査でのクラスBからCへの変更は、初期設計プロセスの見直しを含む甚大な影響を及ぼす。
開発プロセスの初期段階で正しいルートを選べているか不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。
リベルワークスでは、医療機器認証における「規格に適合しているか」のチェックに特化したサービスを提供しています。
・「この医療機器クラス分類の判断で、本当に審査に通るか不安」
・「JIS T 2304(IEC 62304)や サイバーセキュリティ(IEC 81001-5-1)の対応漏れがないかチェックしたい」
・「一般的な方針論のコンサルではなく、成果物の実務レベルのフィードバックがほしい」
医療機器開発の内製化に挑む企業様の不安を一つ一つ解消し、必要なプロセスや成果物の適合性をエンジニア目線でサポートいたします。
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