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HL7とは - 医療情報交換のための標準規約 HL7(Health Level Seven)

HL7(HealthLevelSeven)とは、1987年に米国で規格化された保健医療情報交換の標準規格、HL7標準(HL7Standard)データ形式である。HL7の名称の意味は、医療情報システム間のISO-OSI第7層上でのメッセージトランザクションに由来する。 HL7標準は現在Version2シリーズとVersion3シリーズが併存しおり、Version3はVersion2の資産をモデリング技術などで体系化したものでRIM(ReferenceInformationModel)を核として展開する。

HL7の文法は、3文字のIDで始まる各種セグメントの集合であり、HL7 Version2のデータフォーマットでは区切り文字列、HL7 Version3ではXMLフォーマットである。各セグメントは項目順でフィールドが定められており、標準化されたコードによって記述する。

またHL7は策定団体の名称である。HL7協会(HL7Inc.)は米国に本部があり、30以上の国際支部を有する。日本では1998年7月、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)の協力を得て、日本HL7協会(〒105-0001東京都港区虎ノ門1-19-9Tel.03-3506-8010 JAHIS内)が設立された。

HL7はDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine ダイコム)と並んで、医療情報の重要な標準規格であり、医療機器開発、医療機器プログラム開発で用いられる技術である。

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